MBA挑戦記③(合格→米国MBA留学スタート)

ちょうど今頃の季節(4月末~5月はじめ頃)だったと思います。
私が留学をした米国ペンシルベニア州ピッツバーグにあるカーネギーメロン大学経営大学院
から合格通知が送られてきました。「CONGURATULATIONS!」という言葉を見た途端に、
何ともいえない感情(大きな達成感、親元を離れて米国で一人生活する不安、とうとう
商社OLを卒業することの感慨、私の恩人Aちゃん(注)をはじめいろいろな方にお世話になった
ことへの感謝の気持ちなど)で一杯になったことを思い出します。
(注:Aちゃんも順当に超一流MBAスクールに合格しています!)

そして8月からの授業開始に向けて、7月初旬に渡米しました。ちょうどその頃の様子をつづった文章
(受験予備校から合格体験記を依頼されて作成したもの)があるので、
一部編集の上、紹介します。ちょうど合格→入学直後の記載なので少々浮かれた文章になっている点は
ご容赦くださいませ。ちょっとした浮かれた感じはすぐに入学直後に叩きのめされますので(笑)。

MBA受験を終えて(振り返り)

7月19日からスタートしたCalculusのコース(数学のバックグラウンドがない生徒が
入学前に取らなくてはいけない1か月のコース)を終え、ピッツバーグで8月23日からの
正式な授業のスタートに向けての準備をしているいま、MBA受験のことを振り返ると
非常に感慨深いものがあります。とにかく「必死」でした。「絶対に合格したい」という
気持ちだけは常に持っていました。そして、合格通知を受けとった日は、努力してきたことが
一つの形になったことの喜びをつくづくと感じたことを今でも思い出します。

仕事をしながらの準備、又、私費留学ゆえに会社の人にMBA受験のことを話せない状況(理由:
合格しなかったら生活のために会社を続ける必要があるため)は、色々な意味でなかなか大変でした。
大半の学校の応募締切の1月中旬頃、会社での仕事も非常に忙しい時期にあたり、普段かなり頑丈な私も
会社から帰るなり、倒れこんでしまいました。しかし、e-mailだけは確認しようと思い、何とか
起き上がり、e-mailを開くと受験予備校の担当カウンセラーからメールが入っていました。
そこには「この前、用意してきたエッセイはとても使いものにならない」という言葉に続き、「MBA受験
はものすごい労力を要するものなのに、もしその努力ができないのなら、今やっていることは時間の
無駄だ。」という厳しい言葉が並べられていました。高熱でふらふらしながらも、それを読んで
身の引き締まる思いがしたことを強く覚えています。そこでめげなかったのは、やはり「本気だった」
からだと思います。 なんとしてでも合格したかったのです。今の時代にはそぐわないかもしれませんが、
「情熱」と「根性」をむき出しで、肩に力をいれまくって頑張っていました。頑張ったからといって
思い通りにならないことのほうが多いのも人生だと思います。「運」に翻弄されることもあるかも
しれません。ただその時は、「運は自分で引き寄せる、自分の思い描くキャリアを自らつかみ取る」、
と決めて、神頼みよりも自分頼みで(自分を信じて)取り組んでいました。

Director of Admission(入学審査官トップ)のLaurie Stewart(当時)の入学オリエンテーション
の際のスピーチによると、今年のカーネギーメロンの入学者は225人(理系出身者が半分)で、今までの
なかで「Most CompetitiveなAdmission Process(最も厳しい入学審査)」だったとのことです。
「Quantitative Method(定量手法による)分析習得に大きく比重が置かれ、数量的な側面から
ビジネスを学べる」のがカーネギーメロン大学経営大学院の特徴ゆえに理系出身者が多い学校です。
そのような中、 私立文系&商社OLの私を受け入れてくれたカーネギーメロンの懐の深さに感謝です。
あきらめないで本当に良かったです。

成功への秘訣

最近、私が通っている起業塾の塾長から以下の言葉を聞きました。成功する人に共通する特徴は
「情熱」と「粘り強さ」、すなわち「やり抜く力(GRIT)」である。
(ペンシルバニア大学 アンジェラ・リー・ダックワース教授)

1.Guts(ガッツ):困難に立ち向かう「闘志」
2.Resilience(レジリエンス):失敗してもあきらめずに続ける「粘り強さ」
3.Initiative(イニシアチブ):自らが目標を定めて取り組む「自発」
4.Tenacity(テナシティ):最後までやり遂げる「執念」

私の日々の生活において上記4つを常に実践できているとはとても言えません。
ただMBA受験の時は、思い返すと、まさしく上記4つを自然と実践していた気がしています。
それだけ「成功」に向けた執念を燃やせる「モノ」に出会えたから、ともいえるかと思います。
皆さんもご自身の人生経験の中で、闘志を燃やして頑張った経験がきっとあるかと思います。
「スマートさ」や「効率性」が求められる世の中でも、やはり最後をきめるのは
何か泥臭い精神論なのかもしれません。

本日もお読み頂きありがとうございます!

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